飛騨市観光サイトでの説明文です。
宣伝用のチラシもかなり気合が入ってよくわかる内容となっています。
獅子舞はそれぞれ独立している3部構成になっている。
最初は曲獅子。
ストーリー仕立てになっている後の2つと比べて時間が倍以上、
かつかなりアクロバティックに二頭(=4人)の獅子が動きを合わせながら舞う、
いわば「シンクロ獅子舞」。
技術の見ごたえとしては、この曲獅子が一番ありますね。好きです。
二番目は「天狗獅子」
天狗、猿、熊が協力して獅子を討ち取るストーリー。
天狗がヒーローの筈ですが、一度ならず二度も獅子に倒され油断しすぎ。
代わりに脇役の猿が大活躍。
動きもユーモラスで楽しい。
熊くんはいまいち影薄い(熊の人すみません)
猿の助けを借り最後は天狗が獅子を倒します。
決め技はバックマウントからの後頭部連打。
総合的には反則なのでは。
最後の出し物は「金蔵獅子」
農民の金蔵がおかめとひょっとこと共に獅子を打ち倒す話。
あれ?天狗獅子と似てますね。
ともかく見てみましょう。
パンフレットによると、金蔵は農民らしいですが、どうみても農民らしからぬアグレッシブな出で立ち。
こいつはイケるぜ、とおもいきや、先の天狗と同じく、獅子の一撃を喰らい早々とダウンしていまいます。
ここでにわかに存在感を高めるのが、それまで下手くそな草野球みたいな動きでしゃもじを振り回していたおかめ。
おかめ、金蔵の昏倒を見るや否や駆け寄りマッサージしたり気を送ったり献身的に介抱します。途中で獅子の攻撃を受けますが気丈にも起き上がり看病を続けます。
そして、同じく獅子の攻撃を受け倒れたひょっとこまで救出するという活躍ぶりです。
おかめに惚れそう。
最後は、おかめの看病で復活した金蔵が獅子をやっつけます。
決め技はヘッドロックから頭部への凶器攻撃。
プロレスでも反則技やで。
動きを見ていて、
「天狗獅子」の時の猿が「金蔵獅子」のひょっとこですね。多分。
あの「パーでんねん」みたいな挙動が同じ。
で、天狗の時の熊さんがおかめですね、多分。
天狗ではあまり目立った活躍はなかったけど、金蔵では明らかにMVP。よかったです。
獅子舞も、とっても楽しい伝統芸能です。
スポンサーサイト
コメント
コメントがありません。