良性発作性頭位めまい症

（前回から続く）

出張から戻るも、目まい症状が続く。

一回一回は酷くはなく、長くても10秒ぐらい。頭を急に動かしたり寝返り打ったり、なんか物を取ろうと大きく頭を下に下げたりする時に起こりがち。

疲れ？飲み過ぎ？おばあちゃんもなってたメニエール病？

あ、ひょっとしたら少し前に替えた近近用眼鏡の影響？？

その近近眼鏡は度数が6段階のグラデーションになってて、手元の距離とパソコンをやるぐらいの距離を、少し視線を動かすことで補正してくれるなかなかの優れものだ。これの影響で脳と耳の連携がおかしくなったのかと思い、丸一日その眼鏡を掛けないでおいた。少し目まいが収まったかには思えたが、翌朝おきたらやはりぐるぐるしてたので、このせいでもなさそう。

ジェイ琵琶湖で週イチで開催する個サル「ビワコサル」にもおっかなびっくりで参加してみたが、動作としてはかなり激しく急激に動くような状況にもかかわらず意外に大きな目まいは起きなかった。むしろまあまあ調子良く何回かゴールを決めたという。。。

うーん不思議。

これは一度病院行ってみようと思った頃、その話を琵琶湖に行く車の中で同僚のShinにしてみたら、「似たような事を伊集院光がラジオで言ってましたよ」と。

更にもう少し調べてもらうと、その病名は「良性発作性頭位めまい症」との事。

良性発作性頭位めまい症。。。

AIさんに聞いてみた

良性発作性頭位めまい症（Benign Paroxysmal Positional Vertigo、BPPV）は、内耳の平衡感覚に関連する一種のめまい症状です。この疾患は一般的であり、特に年配の人々に見られます。以下は、BPPVについての詳細です：

症状：BPPVの主要な症状は、頭を特定の方向に動かすと突然発生する強いめまいです。典型的な症状は、寝返りを打つ、起き上がる、または頭を特定の角度で傾けるとめまいが起こることです。めまいの発作は数秒から数分間続くことがあります。

原因：BPPVは、内耳の平衡感覚を制御する部位である半規管内のカルシウム結晶（耳石）が耳の内部で誤って動いたり、排出されなかったりすることによって引き起こされます。これにより、特定の頭の動きに対する不適切な信号が脳に送られ、めまいが発生します。

おおっ

症状はぴったしこれだ。

そしてこれなら名前の最初に良性てついてるので、かなりの安堵感。

さらに別の医療系サイトでもいくつか読んでみて、これだと確信。

それにしても胆石でも腎臓結石でもなく耳石か。耳くそを長年放置した結果石のように固まってしまったものでもない。

なんの前提もなく聞いたら、なんか古代の遺跡とかで見つかった耳の形をした巨石みたいなんを想像してしまう。

さて、これはどうやって治すのか？

ここ数年情報統制が半端ないYoutubeさんにも聞いてみた。

「良性発作性頭位めまい症　治し方」で調べてみると、いろいろ出てきた。目まいに関しては特に統制してなさそうである🤔　軽くスクロールした後、優しそうなお姉さんが微笑んでいるサムネを開いてみた。

自宅で簡単にできるとな。

エプリー法と言うらしい。

別名で耳石崩し体操とも呼ばれたりしているようだ。

琵琶湖出張から帰宅後、動画の通りにやってみた。

まず座ってどちらの耳に問題があるかセルフ診断。

寝た状態で、右に寝返りを打って目まいが出たら右耳、反対側で目眩が出たなら左耳というごく単純な診断法。でも俺の場合、右向いた時にフラッと来るのはわかってたから診断しなくても右に問題があるだろう事は容易く想像できる。

その前提で、まず座って顔を右45度横に向け2分静止。

次に枕が肩甲骨あたりに来るようにセットしてから同じく右向いたまま仰向けになりまた2分静止

次に反対向き、左45度向いて2分静止

次に頭はその状態で体だけ左へ寝返りをうちまた2分

そして起き上がり下を向き、2分静止。

これを1セットとし、合計3セット連続でやってみる

するとなんと、

本当に症状が消えちゃった！

多少ゆらゆらするときもあるが、ぐるぐるは完全に止まった！

これを書いてるのは翌日だが、もうほぼ丸一日症状がでていない。

こんな単純な事で治っちゃうってある意味人体の不思議。

いわば、昭和にあった、箱で作った迷路を、パチンコ玉を転がしてスタートからゴールまでバランス取りながら運ぶ安っぽいゲームみたく、頭の角度を順序立てて動かし、耳石をもとの位置までもどすって感じ。

ああ助かった

嫌いな病院にも行かなくて済んだ。

エプリー法恐るべし

念のため今からもう一回やっとこう。